減反などやめてしまおう!減反などやめてしまおう!自民農業基本政策委:減反協力金増額、予算化を要請へ ~~~~~以下引用~~~~~ 自民党農業基本政策委員会は13日、政府・与党が検討している 09年度補正予算案に、コメの生産調整(減反)に参加した 農家への協力金の上積みなどを盛り込むよう求めることを決めた。 具体策を今月中にとりまとめる方針。 石破茂農相はこの日の閣議後会見で、協力金の増額などについて 「納税者の理解をどこまで得られるかなど検証が必要」と 慎重な姿勢を示し、調整が難航する可能性もある。 毎日新聞 2009年3月14日 ~~~~~以上引用~~~~~ 食糧自給率が40%を切っている状態で、 まだに減反をするとは、協力金以上に納税者の理解が 得られないように思います。 コメ減反見直し 選択制に賛否 農相に農林族反発 ~~~~~以下引用~~~~~ 特に農林族を刺激したのは、農林水産省が検討していると 一部で報じられた「減反選択制」の導入だ。 減反への参加・不参加を自由に選ばせ、参加した農家には 米価下落による減収分を補償する仕組み。 現在も減反に参加すれば助成金が出るし、不参加への明確な 罰則はないが、自治体や農協の職員が農家を説得し、 地域の「しがらみ」で参加を促すため強制色が強い。 それを「原則自由」に切り替えれば過剰生産が一気に 顕在化し、米価が暴落する可能性もある。 ある農相経験者は「選択制は過去にも検討したが、意向調査を したら大半の農家が『自由にコメを作りたい』と答えた」 と指摘。自民党農業基本政策委員長の西川公也衆院議員は、 現在60キロ当たり1万数千円の米価が5000円程度に 下がり、農家への所得補償に1兆数千億円必要との試算を示す。 ~~~~~中略~~~~~ 主食用米の価格を下支えするため、作付面積を制限する政策。 コメ需要が減り続けているのに、政策的に高い米価を 維持した結果、大量の過剰米が発生したことが背景。 71年から本格実施され、08年産米では約239万 ヘクタールの水田面積のうち約85万ヘクタールが 減反目標面積とされた。麦、大豆などへの転作が 主体だったが、09年産からは飼料米や米粉用米などへの 助成が強化される。 毎日新聞 2009年2月24日 ~~~~~以上引用~~~~~ 興味がわいたので、作物統計を見ていたら 面白いことに気が付きました、 統計が始まった明治16年のコメの収穫量は456万トン 昭和8年に戦前の最高1043万トンを記録しますが、 敗戦の年は582万トンまで下がりますが、 すぐに900万トンぐらいまで増えます。 そして昭和42年には1425万トンを記録します。 減反政策が考えられたのはこのころからです。 減反が始まった昭和45年からは徐々に収穫量が 減っていますが、平成17年でも906万トンです。 一人当たり72キロぐらいです。 1日当たり200グラム弱。1,3合。 ちょっと生活するのは苦しいのでは? 一方の作付面積は昭和44年の317万ヘクタールから 170万ヘクタールに減少しています。しかし、 耕作可能面積は240万ヘクタールあり、 減反目標が85万ヘクタールです。 生産調整をしないで240万ヘクタールで全部米を作れば 1250万トンです。国民一人当たり100キロ弱。 1日当たり270グラム程度。2合ありませんが、 戦時中の配給と同じくらいで、なんとか生活できるレベル。 何で自由に米を作らせたら価格が3分の1に下がるのか よくわからないところですが、1兆数千億円ぐらいの 保障なら、農家にしてあげたらいいではないですか。 何しろ、農産物は軍事に匹敵する重要物資、 もう、お金を出せばいくらでも買える時代は 終わりました、餓え死にするより絶対にまし! それで食糧が確保できるなら1兆数千億円など安いものです。 最終更新日 2009年03月14日 |